2017.11.10
第25回 職業リハビリテーション研究・実践発表会
17年11月10日(金)に東京ビッグサイトにて職業リハビリテーション研究・実践発表会が行われ、当社より岩崎社長が「定年までの就労を目指して」について発表いたしました。発表の概要は以下でした。 まず、特例子会社デンソー太陽の概要説明から始まり、「<従業員に対する期待>・<就労を断念した事例(就業能力低下により)>の内容を紹介いたしました。就労を断念した事例では、15年以上就労していた訳でこの間に予兆・変化に気づき何らかの処置をしておけば状況は変わっていたかもしれません。」という事業所の想いを伝えました。 次に、「<課題に対する取組み>で、モラールを維持しながら元気に就労し定年を迎えてもらいたいし、それが事業所の役割であると考える。しかし、元気に活躍していたがある時から“就業能力”が低下し始め低下し続ける、やがて会社の期待を割り込むという現実がある。例え就労状態で定年を迎えられなくても“ここで働けてよかった”と思ってもらいたいと想いながら、社会福祉法人の協力を得て、定期的活動と特別処置に分けて5つの対策を講じてきた。 <新しい試み>で本人の自己評価、現実と事業所の評価を合せ就業能力低下の兆候を早く認識し、回復、延期させられないかと模索を続け“定年まで就労する為のアセスメント”を実施した。」としてアセスメントを始めた意図を説明しました。 最後に、「“定年まで就労する”為の想いと活動を述べてきた。 身体障がい者への対策が中心であるが、他の障がいにも適用できると思う。試行錯誤しながらより良い対策を模索している段階なので皆様の知見、提案を頂きたい。こうした活動で対策を拡充し、少しでも多くの障がい者がモラールを維持し元気に活動できる環境を整えていきたい。」と発表をしめました。 他社の「地域と連携しながら働きやすい職場作り」や「障がいを強みに働くや障がい者の雇用確保及び自死未遂者の就労復帰支援」や「共生社会実現に向けたキャリアカウンセリング」等の発表も大変参考になり、改めていろんな課題が残されているのに気づかされました。 今回習得した知識をデンソー太陽の運営の参考にしてゆきます。






岩崎社長 発表風景